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当サイトの目的

原発事故以来放射線に対する国民意識が非常に高い今、長年培った我々の水中測定のノウハウを活用し、水中の放射線測定の精度向上と的確な情報を提供する為に本サイトを立ち上げました。

水中の放射線問題

水中の放射能汚染

放射性物質は、空中に放出され、多くは風などに乗って遠く運ばれ、地表に付着します。
その後、雨や雪によって、川へ運ばれたり、地下水(伏流水)へ流れ込んだりし、汚染を拡大することがわかっています。
汚染地域に生息する動植物が摂取し、やがて人間の口に入り、蓄積すれば体内被曝といわれる状態に陥る事になります。
そうした状況を回避するため、現在は除染作業が莫大な費用をかけて行われています。

また、関連省庁や各自治体、そして民間企業から一般生活者まで、空中線量計(ガイガーカウンター・サーベイメーター)が行き渡り、その影響を測定し、身の安全に備えているようです。

現在、空中線量への関心に比較し、水中線量に関する調査・除染作業は、積極的に行われていないのが現状です。これまで水中での放射線を適切に測定出来る機器や方法・汚染のメカニズムが知られていなかった事に起因しているのかも知れません。
ここでは、私たちの生きていくために欠かせない「水」をキーワードに、放射線問題について考えていきましょう。

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水中の放射能汚染問題

2011年3月11日福島原発事故により、大量の放射線物質が風に運ばれ、雨や雪に付着し、大地に降り注ぎました。現在では地上の除染作業が行われ、一見、問題は解決されたかの様に思えます。しかし、環境庁の調査により、河川を中心に汚染が進行していることがわかり、周辺住民の健康や生態系(特に農産物や水産物)の汚染などが心配されています。

 

水中での汚染のメカニズム

水辺を中心に拡大している汚染は、水自体の汚染が原因ではなく、水底の粘土質の泥に含まれるバーミキュライトが原因であることがわかっています。

このバーミキュライトの性質は多孔質で非常に軽く、保水性・通気性・保肥性があります。
そして原子顕微鏡で拡大して観察すると、その分子構造は、上図のような層状となっています。
一方、放射性物質であるセシウムは水との反応性が非常に強いという性質を持っています。

水中では、この2つの物質は非常に結びつき安く、また比重も軽いので、水の流れに影響され易いのです。

セシウムを吸着したバーミキュライト(汚泥)は、水の流れによって何百キロも遠くまで運ばれ、蓄積することで新たな放射能汚染地域(=ホットスポット)が生まれる原因とされています。そして、その汚泥が植物や魚介類などに吸収・蓄積され、ひいては私たちの身体への影響が懸念されています。

 

水中でホットスポットとなりやすい場所

河川の場合は、逆流してる淀みや、川岸のゆるい流れのところ等の川底に多く見受けられます。
また、田んぼや池などは、取水口から離れた角や排水口から離れた角に放射性物質が溜まっていることが多いようです。
湖沼などでは、流入河川の流れ込みの脇などの淀みに多く見受けられます。

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放射線の測定方法

空中に放出された放射性物質は、いろいろな“水”に溶け込みます。(正確には水中の懸濁物質に付着し水中に留まる)
これらの水は、農作物や魚介類・水産物に吸収され、ひいては私たちの身体に影響を与えかねません。 また、除染水などが高濃度なまま河川などに流出される可能性も否定出来ません。 そこで、水中や底泥の放射線量を測定出来る水中線量計(水中サーベイメーター)があれば、これらの危険を回避する大きな役目を果たすことになります。

ここではその使用目途を探ってみましょう!

 

 

簡易水道(湧き水)

湧水や沢水を水源とする簡易水道は、水中の微細浮遊物質に付着した放射性物質が混入する恐れがあります。定置設置型の水中サーベイメーターでの源水監視が有効です。
内部被曝を未然に防ぐことが可能です。

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河川・池・湿地&空間

陸上の空間測定はもちろん、河川や浅い池、湿地などはポータブル型の水中線量計の登場で測定スピードや、水中・陸地のホット・スポット探索が飛躍的に向上することでしょう。

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除染水一時貯水槽、雨水処理槽

除染水槽や下水道雨水槽など貯水槽に定置式の放射線量計を設置し連続計測をする事で、除染水の処理前・後の状態を掴み、安全な水を放水出来ます。
また、浄水場や一般的な貯水池・用水池の線量把握にも適用出来ます。

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ダム

放射性物質の堆積・濃縮が想定されるダム湖においては、常時、監視できるようなシステムが望ましいでしょう。

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各種揚水井や浄水場

各種地下水井(または浄水場)において、水温・濁度・揚水量等と共に地下水放射線量のモニタリングにより帯水層別の汚染経過監視が可能です。

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